2024年シーズン両助っ人野手が2名同時に離脱などなかなか1軍戦力が揃わない広島東洋カープですが、4月9日に2軍から昇格した宇草孔基選手が、ここまで21打数で3ホーマーを放つなど長打力不足が否めなかったカープにとって大きな戦力となりつつあります。
ほかにも、4月25日にプロ初スタメンで出場した二俣翔一選手はその試合でプロ初本塁打を放った。
2軍から昇格した選手やレギュラー組ではない選手が活躍を見せるカープですが、今後2軍からの昇格が期待される選手を紹介したいと思います。
- 今後昇格が期待されるカープの2軍選手
- それらの選手の現状と昇格時期予想
ジェイク・シャイナー
現状
1人目は2024年からカープに加わった新助っ人の一人ジェイク・シャイナー選手です。
シャイナー選手はオープン戦1割台と低迷していましたが、オープン戦後半に徐々に強い当りも増え、開幕戦では2塁打を放つなど期待されていました。
開幕当初ファーストで出場していましたが3月30日の開幕2戦目となる対DeNA戦で守備時に負傷してしまいました。
診断は右手中指剥離骨折でした。
翌日に、登録抹消となりました。
昇格時期は?
そんな、シャイナー選手ですが4月28日のファームの試合でスタメン出場しています。
負傷後、初の試合出場となっています。
元々、オープン戦で完全にアジャストできていたわけではないので、この機会に2軍でしっかり調整して昇格になることが見込まれます。
調整のスピードにもよりますが、5月中旬 ~ DHもある交流戦を目途に昇格となることが予想されます。
末包昇大
現状
チームキャンプ前の2024年1月29日の練習中に負傷し、2月1日に受診し”左膝内側半月板損傷“と診断されました。
その後は、一軍に帯同せず休養とリハビリに専念し、3月末に2軍戦に復帰しました。
2024年4番候補だった末包選手ですが怪我で出遅れ、ここまで2軍で51打数10安打0本塁打、OPS.443と苦しんでいます。
元々、外野手ですが最近はファーストでの出場も増えています。
守備にもつけるようになり、あとはバッティングの調子次第ではありますが、大きな体を支える膝の怪我と言うことで慎重に調整をしているみたいです。
昇格時期は?
当初4月中の復帰を目指すという報道もされていましたが現状難しそうです。
シャイナー選手同様、調子次第ではありますが5月中旬 ~ DHもある交流戦を目途に昇格となることが予想されます。
玉村昇悟
現状
玉村選手は元々ローテとして期待され、オープン戦でも登板していましたが、実績組の大瀬良選手、九里選手、床田選手、森下選手に加え新加入のハッチ選手でローテーションは5枚埋まっており、残り1枠をアドゥワ選手、黒原選手などと争い、結果アドゥワ選手が勝ち取り開幕は2軍となりました。
森下選手の登板回避時も黒原選手が指名され今シーズンはまだ1軍での登板はありません。
しかし、2軍では5試合(32イニング)に先発し、3勝、防御率1.13、WHIP0.84と好成績を残しています。防御率は、4月28日に1軍に昇格し7回無失点と好投した中日の高橋選手に次いで2位となっています。
昇格時期
玉村選手自体の調子としてはいつでも1軍へ上れる状態です。
ただ、日程や雨で1軍の試合が1週間に5試合以下の週が2週続き中々出番がありませんでした。
これから、GWで日程が変則になりチャンスがあるかもしれません。
現状ローテは、大瀬良選手、九里選手、床田選手、森下選手の4人は固く、アドゥワ選手は登板間隔の関係で末梢中、ハッチ選手は前回登板で炎上、黒原選手は先発機会がないため中継ぎ待機となっています。
6連戦で固い4人+アドゥワ選手に加え1枠が黒原選手か玉村選手にチャンスが来るのではないかと思います。
テイラー・ハーン
現状
ハーン選手は、キャンプ途中から報道がなくなり、一切情報がでておらず怪我など様々なうわさがありましたが、4月25日に2軍で登板しました。
最速160kmを超えるスピードボールが武器の左腕ですが、今のところ150km前半程の球速となっています。
出遅れた原因としては、調整の遅れとなっています。
昇格時期
現状、1軍のリリーフ左腕は塹江選手、森浦選手に加え先発との兼ね合いがありますが黒原選手と3名おり、全体を見ても比較的リリーフ陣は好調なため昇格が急がれているわけではありません。
しっかり調整して、5月中旬以降の昇格が見込まれます。
長谷部銀次
現状
プロ2年目の左腕でまだ1軍登板はありませんが、現在2軍では7登板で無失点と好投を続けています。
まだまだ、実績は足りませんが今後結果を積み重ねて信頼を得て1軍昇格をめざします。
昇格時期
前述したとおり、現状1軍のリリーフは特段困っておらずなかなかチャンスはめぐってきそうにありません。
もし、あっても先にハーン選手の昇格が濃厚なので、このままアピールを続け誰かの離脱時や夏場のリリーフ陣が大変な時期に昇格する可能性があるかもしれません。
常廣羽也斗
現状
期待の2023年ドラフト1位ルーキーです。
キャンプ途中から報道されなくなり、その後も情報がありませんでしたが、4月中旬に実戦形式のシートバッティング登板しました。
まだまだ、調整段階ですがまずは2軍のマウンドを目指します。
昇格時期
理由は定かではありませんが、調整が遅れているため1軍デビューはまだ先になると思われます。
1軍の先発陣もそろっているので、誰かが抜けたりしない限り慎重に調整して、交流戦 ~ しんどくなる夏場ごろに昇格になると予想します。
佐藤啓介
現状
2023年育成ドラフト2位のルーキーです。
育成ながら15試合連続安打など打率4割をキープしており現在首位打者です。
得点力不足のカープにとって、今後の起爆剤として大いに期待されている野手です。
まだ、守備面など不安もありまずは支配下登録を目指します。
昇格時期
支配下登録され即昇格もあり得ます。
ただ、カープの支配下登録選手は68名とかなり埋まっており、あと2枠しかないため少し慎重になるかもしれません。
もう少し様子を見て5月中旬以降に支配下登録→交流戦ごろにDHや代打枠として昇格と言うことも考えられます。
まとめ
今後昇格が期待される7選手
・ジェイク・シャイナー
・末包昇大
・玉村翔悟
・テイラーハーン
・長谷部銀次
・常廣羽也斗
・佐藤啓介
5月中旬以降から昇格が見込まれ、1軍戦力が整ってくると思われる。
いかがでしたか。
今回は、1軍昇格が期待される7選手について現状と昇格時期について紹介しました。
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