こんにちは。
オープン戦も半分ほどが終わり2024年のプロ野球開幕が近づいてきました。この時期は、プロ野球ファンの皆さんは開幕が待ち遠しいと思います。
2023年に38年ぶりの日本一に輝いた阪神タイガースですが、2024年3月11日現在までのオープン戦の成績はまさかの9連敗で勝ち星なしとなっています。
もちろん、オープン戦は主力組の調整であったり若手のアピールの場でもあるので勝敗よりも内容に重きが置かれる場合が多いですが、見ているファンとしては負けが続くとシーズンが不安になったりしますよね。
そこで今回、大阪近鉄バッファローズとオリックス・ブルーウェーブが球団統合しオリックス・バッファローズとなり、また楽天ゴールデンイーグルスが新規参入し今の12球団の体制となった2005年から去年まで2023年の19年間オープン戦とシーズンの順位について調べてみました。
- オープン戦順位とシーズン順位の関係について
- オープン戦各順位のシーズン優勝確率とAクラス入り確率
- 球団別オープン戦成績
オープン戦とシーズンの順位の関係性について
オープン戦順位の推移
やはり福岡ソフトバンクホークス(以下:ソフトバンク)が強いですね。
オープン戦で優勝するためにはだいたい3分の2以上は勝たないといけない結果となりました。
逆に最下位はだいたい勝利数が3分の1以下となっています。
特に目立つのは、2014年のソフトバンクの15勝2敗2分と同年の東京ヤクルトスワローズ(以下:ヤクルト)の1勝11負1分です。この年のヤクルトファンの方は不安で仕方なかったことでしょう。
実際にシーズンではどうなったのでしょう?
次の章でオープン戦順位とシーズン順位を比較していきます。
オープン戦順位とシーズン順位の比較
オープン戦と両リーグでのシーズン順位がこちらになります。
さすがに19年分となると見にくくなるので、オープン戦とシーズン順位だけでまとめてみました。
表の左側がオープン戦の順位、表の中にある数字がシーズンの順位となります。
(セパでの区別はしていないため各年同じシーズン順位のチームが2チームとなります)
こうやってみると、だいたい3~4位になり平均的な順位となりオープン戦の順位はシーズンにさほど関係ないように思えます。
強いてあげると、オープン戦順位が2位のチームがシーズン2.79位と一番よく、オープン戦順位が9位のチームがシーズン4.37位と一番悪い結果となりました。
ただ、この2チーム以外は先ほど述べた3.00位~4.00位の間に入ります。
オープン戦であの順位だと優勝できない!?
次に、オープン戦の順位からシーズン順位の詳細を見ていきます。
前の章で述べた通りオープン戦順位から見たシーズンの平均順位はさほど差がないようにも見えましたが、各順位での優勝確率やAクラス入りの確立を見ていくと面白い特徴が見えてきました。
オープン戦順位とシーズン順位を比較した表となります。
縦軸がオープン戦順位、横軸がシーズン順位となっています。
これを見ると、優勝の確立が一番高いのはオープン戦6位で36.8%、Aクラスの確立が高いのはオープン戦2位で78.9%となりました。逆に優勝の確立が一番低いのは9位でなんと過去19年間で唯一の優勝無しでした。Aクラス確率に関しても再手で21.1%となっています。
球団別のオープン戦成績
こちらをみると、ほとんどの球団がソフトバンクの強さが際立ちますね。その平均順位は3.7位/12位となっています。逆に一番低かったのはヤクルトで8.1位/12位となっています。
リーグ別でみると、パリーグが平均5.7位/12位、セリーグが7.3位/12位となっておりややリーグ差が出てしまいました。
優勝と最下位の回数で見てみると、優勝が一番多いのは埼玉西武ライオンズ(以下:西武)で4回となっています。また、過去19年間で横浜DeNAベイスターズと中日ドラゴンズだけがオープン戦で優勝なしとなっています。
逆に最下位が最も多いのは広島東洋カープで4回であり、千葉ロッテマリーンズ・ソフトバンク・楽天ゴールデンイーグルス・西武は過去19年間で最下位なしとなっています。
まとめ
いかがでしたか?
過去19年間の傾向をまとめると
- シーズン平均順位
- 最高 →オープン戦2位チームで2.79位
- 最低 →オープン戦9位チームで4.37位
- 優勝確率
- 最高 →オープン戦6位チームで36.8%、次いで2位チームで31.6%
- 最低 →オープン戦9位チームで優勝なし
- Aクラス入り確率
- 最高 →オープン戦2位チームで78.9%
- 最低 →オープン戦9位チームで21.1%
と、なりました。
今回の調べではオープン戦順位が2位が一番シーズンに良い結果をもたらし9位が悪い結果をもたらす傾向にあることがわかりました。
開幕まであと2週間ちょっと楽しみに待ちましょう!
コメント