大谷翔平の水原元通訳の騒動についての説明は声明のみ。大谷選手の今後や注目ポイントは?

2024年3月25日(日本時間の26日)に、大谷翔平選手が元通訳の水原氏の違法賭博問題について声明で言及すると発表しました。

今回は、声明発表前に今回の騒動の振り返り、大谷翔平選手の声明で何が重要になってくるのか見ていきたいと思います。

この記事でわかること
  • 今回の声明で何が注目されているか
  • 声明内容で大谷選手の今後はどのように影響されるか
目次

発表は声明のみ

まず今回の発表は、声明のみで球団発表や質疑応答がない一方的に大谷選手から発信する形となります。

そのため、どこまで納得のいく説明になるのか注目が集まっています。

今回の騒動の流れ

今回の騒動をまとめると下記のようになります。

  • 水原氏が違法と知らずに賭博で損失を抱える。(アメリカではラスベガスのように一部カジノが認められている地域もありますが、それ以外は基本的に違法のようです)
  • 大谷選手が肩代わり? (大谷選手の口座から送金)
  • ブックメーカー(賭け業者)へ大谷選手名義の送金履歴があったため調査
  • 代理人弁護士が水原氏を告発
  • 水原氏”昨年に大谷に事情を話し、賭博の借金を返済してもらった“(下記サイトより引用)と同意の上、肩代わりしてもらったと発言。
  • 翌日、弁護士側は”一平はうそをついていた。翔平は知らなかった。大谷と代理人のコミュニケーションは全て水原を通していたせいだ“、”大谷翔平は巨額な窃盗の被害者であることが判明した“(下記サイトより引用)と発表。
  • 同日、水原氏から”前回のインタビューで自分はうそをついた。大谷は自分のギャンブルや借金、その返済について何も知らなかった“(下記サイトより引用)と同意の上ではなく、大谷選手は何も知らなかったと発言。

このインタビューで、水原氏は「昨年に大谷に事情を話し、賭博の借金を返済してもらった」「もちろん、彼(大谷)はハッピーじゃなかった。『手助けするけど、もう二度としないように』と言われた」「2人で大谷のパソコンから大谷の口座にログインし、ブックメーカーに送金した。1回50万ドルを8~9回、数カ月にわたって送信した。最後の送信は10月だったと思う」と語った。

 ▼20日午前0時32分 大谷の同広報は、一転してESPNにインタビューを報道しないよう忠告し、「一平はうそをついていた。翔平は知らなかった。大谷と代理人のコミュニケーションは全て水原を通していたせいだ」と強調。

 ▼同日午前3時 大谷の弁護士が「大谷翔平は巨額な窃盗の被害者であることが判明した」と発表。

 ▼同日午前4時55分 ESPNは水原氏への2度目の電話インタビューを行う。水原氏は前日の発言を撤回し、「前回のインタビューで自分はうそをついた。大谷は自分のギャンブルや借金、その返済について何も知らなかった」とコメント。さらに「盗難や横領の科で告発されているのか?」との質問には「その件についてはコメントしないように言われた。誰から言われたかについてもコメントできない」とした。この後、ドジャースが水原通訳の解雇を発表する。 

https://www.chunichi.co.jp/article/872796 より

今回の声明のポイント

今回の声明の注目ポイントは

誰がブックメーカー(賭け業者)に送金したのか
大谷選手がしていた場合違法賭博と認識していたのか
賭博の内容

の3つになります。1つずつ整理していきたいと思います。

誰がブックメーカー(賭け業者)に送金したのか

まず一つ目のポイントです。送金したのが誰なのかという点です。考えられるのは大谷選手水原氏の2択となります。それぞれが送金していた場合を見ていきたいと思います。

大谷選手が送金していた場合

まずは、大谷選手がブックメーカーに送金していた場合です。これは、最初に水原氏が説明した。大谷選手に事情を話し肩代わりしてもらったパターンとなります。

この場合、最大の論点は次章でも述べる”大谷選手が送金先(借金元)が違法賭博と認識していたか“という点になります。

水原氏が送金していた場合 (大谷選手は認識していなかった)

大谷選手が借金や送金自体を認識しておらず水原氏が一人で大谷選手の口座から送金したというパターンです。

この場合、窃盗や横領などに当たるため大谷選手はただの被害者となります。

ただこの場合、水原氏の”昨年に大谷に事情を話し、賭博の借金を返済してもらった“→”前回のインタビューで自分はうそをついた。大谷は自分のギャンブルや借金、その返済について何も知らなかった“と前言撤回している発言に矛盾が生じるため説明が求められそうです。

大谷選手が送金していた場合、違法賭博と認識していたのか

次に注目となるのが大谷選手が違法賭博と認識していたかという点です。

違法賭博と認識していた場合

もし、違法賭博と認識していた場合、直接違法賭博をしたわけではありませんが、ブックメーカーへ違法と知りながら送金したことになるので関与したとみなされMLBから何かしらの処分を受ける可能性があります。

違法と知らなかった場合

この場合、水原氏に騙されたという形になります。大谷選手が認識していなかった形ですが、450万ドル(約6億8000万円)もの大金をどのように水原氏が話し大谷選手がどのように認識していたのかという説明も必要となります。

賭博の内容

ギャンブルにも多くの種類がありますが、水原氏が何の賭博をしていたのかにも注目が集まります。今回の声明ではおそらく発表はないと思いますが、今調査が入っていると思うので、もしそれで野球に関する賭け事だったのなら、最悪の場合大谷選手の選手生命が危ぶまれます。

まとめ

今回の記事をまとめると下記のようになります。

注目ポイントは

・誰がブックメーカー(賭け業者)に送金したのか
・大谷選手がしていた場合違法賭博と認識していたのか
・賭博の内容

の3点です。

その中でも下記の2点の場合大谷選手にもなにかしら影響が及んでくると思われます。

・違法賭博と認識してブックメーカーへ大谷選手が送金をした
・水原氏が野球にかかわる賭博をしていた

大谷選手の今後の選手生命にも影響するかもしれない発表となるので注目が集まります。

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