世界文化遺産の1つである姫路城ですが、二重価格設定を設けて外国人観光客のみ現行の4倍にする案があると報道されました。
なぜこのような価格設定案が出されたのか?
また、変更することでどのようなメリットがあるのか見ていきたいと思います。
・現行の姫路城の価格設定
・外国観光客への二重価格設定案の背景
・二重価格設定におけるメリット
姫路城の入場料
現行の入場料
大人(18歳以上) 1000円
小学生から高校生 300円
未就学生 0円
上記のような価格設定になっています。
過去には400円で入れたことも
姫路城の入場料は、元々600円と言う時代がありました。
2009年6月から2015年3月にかけて『平成の大修理』と言う名目で修繕が行われました。
この際、天守に入れないことも考慮されこの期間は入場料が400円と設定されていました。
その後、修繕活動が終わり2015年3月27日から現在の価格設定である入場料1000円となりました。
外国人観光客への二重価格の背景とメリット
円安効果で外国人観光客の増大
現在円安であり、それに伴って元々人気であった日本への観光がより増大しています。
姫路城も、その影響を受けており姫路市のホームページによると2023年度の入場者(約148万人)のうち、外国人観光客は3割の約45万人で過去最高だったそうです。
オーバーツーイズム(観光公害)
観光客が増えることは良いことですが、あまりにも増えすぎるといいことばかりでなく悪影響も出てきます。
観光客が増えすぎることや観光客のマナー違反などで、地域住民の生活や環境、観光地の景観へ負の影響が出たり、また観光する側も観光客が多すぎることで満足いく観光ができないことがあります。
これらを総称してオーバーツーイズム(観光公害)と言い、昨今の観光名所で問題視されています。
二重価格設定のメリット
二重価格設定することで、収益の増大や前述したオーバーツーイズム対策につながるという声があがっています。
まとめ
・昨今、日本ではオーバーツーイズムが問題となっており、その対策案として二重価格の設定がある
・もし適応される場合、他観光地でも検討される可能性がある
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