【広島】2024年8週目(5/19)までの中継ぎ酷使度(RAP)チェック 島内・栗林は投げすぎか

今回は、広島東洋カープの5月19日時点での中継ぎ投手の酷使度チェックを行った結果を紹介したいと思います。

なお、今回は酷使度にフォーカスしたため防御率などの結果の指標は求めていないのでご了承ください。

PAPについてはこちらの記事で解説しています。

この記事でわかること
  • 2024年8週目(5/19)までの中継ぎ投手の酷使度状況
  • 各先投手の球数やイニング数
目次

第8週目 週間登板状況

週間登板状況

先発と中継ぎ登板比率

選手別登板割合

今週、一軍登録選手でリリーフで登板がなかったのはケムナ選手と5月18日(土)に昇格となった河野選手となっています。

登板状況

8週目37試合消化時点での登板数は、

1位 島内選手 (21登板)
2位 栗林選手 (19登板)
3位 塹江選手 (15登板)
4位 矢崎選手 (13登板)
5位 森浦選手 (12登板)

となっており、接戦が多いカープにとってセットアッパーの島内選手、抑えの栗林選手が試合数の半数以上投げており登板過多気味です

次いで、塹江選手、矢崎選手,、森浦選手が3試合に1回くらいのペースで登板しています。

投球回数

投球回数で見ると

1位 島内選手 (20回)
2位 栗林選手 (18回)
3位 塹江選手 (14回)
4位 矢崎選手 (12回 2/3)
5位 中崎選手 (11回 2/3)

投球イニング数で見てみると、ほぼ登板数と変わらない順位となっています。

投球数

投球数を見てみると

1位 島内選手 (333球)
2位 栗林選手 (255球)
3位 塹江選手 (218球)
4位 矢崎選手 (194球)
5位 黒原選手 (174球)

となり、ほぼ登板数や投球イニングと相関していますが島内選手が1人投球数が抜けています

栗林選手と、投球イニング数、登板数は2ほどしか変わりませんが投球数は78球も差があります。

先週時点では2登板差で91球の球数差があったので1イニングあたりの差で言うと改善傾向です。

また、カープは現在シーズンの4分の1を消化しているので現在250球を超えている選手は、このままのペースでいくと単純計算で4倍すると1000を超えてくるため連投がなくともRAP1000ptを超える計算になります。

1イニングあたりの平均投球数

1イニングあたりの平均投球数は、今週登録の河野選手と2軍調整中の3選手の計4選手を除いて見てみると

—–平均18球—–
森浦選手  (17.20球)
—–平均17球—–
ケムナ選手 (16.67球)
島内選手  (16.65球)
—–平均16球—–
矢崎選手  (15.32球)
塹江選手  (15.57球)
黒原選手  (15.36球)
—–平均15球—–
栗林選手  (14.17球)
—–平均14球—–

—–平均13球—–
中崎選手  (12.86球)

となり、森浦選手が一番多く1イニング平均17.20球となっています。

先週まで一番多かった島内選手は、ここ最近調子を上げてきており、イニング平均投球数も改善傾向となっています。

先週と比較すると、17.47球/回 → 16.65球/回と0.82球/回と約1球近く改善しています

連投数

2連投

今週2連投したのは島内選手、栗林選手、矢崎選手の3選手が1回ずつとなっています。

5回 島内選手
3回 塹江選手
   栗林選手
2回 益田選手
1回 中崎選手
   黒原選手
   森浦選手
   矢崎選手

3連投

今シーズン初の3連投が解禁され森浦選手が3連投しています。
内容は、1/3回 → 2/3回 → 1回 と最初に2登板は回途中から登板となり、イニングで見ると2回となっています。

RAP

酷使度を表すRAPを見てみるとやはり島内選手が398ptと一人抜けています

次いで、318ptの栗林選手となっています。

8回、9回を任されている2選手に登板が集中している傾向にあります。
特に、今年のカープは得点力不足と言われており、接戦が多く勝ちパターンの登板が多くなっています。

また、森浦選手が現状RAP215ptですが、上記2人と同程度でRAPが上昇傾向なのが気になります。

RAP 1シーズン換算

1シーズン換算のRAPで見てみると、7週目終了時点で注意領域である1000pt付近またそれ以上の選手が3人います。

島内選手 (1,538pt)
今シーズンは常に1500pt以上で推移しており、フル回転で働いている印象です。
調子が上がってきており、使いたいところではありますが登板過多が懸念されます。
そのため、日曜の試合は野手陣が多く得点をとり島内選手の登板なく勝てたのは大きかったと思います。今後もこのような試合が増えるとチーム的にも大きいでしょう。

栗林選手 (1,229pt)
栗林選手は、800 ~ 1000pt付近で推移していましたが、今週2連投を含む3登板や2連投目の試合で30球投げたことがあり、1シーズン換算RAPは警戒水域の1200ptを超えてきました。

森浦選手 (831pt)
現状831ptとまだ大乗な範囲ですが、右肩上がりで上がっており注意が必要です。
このままいくと、あと1 ~ 2週間で1000ptを突破しそうな勢いです。

まとめ

・カープの中継ぎで8週目終了時点で1シーズン換算のRAPが注意の目安となる1000ptを超えているのは島内選手と栗林選手である
島内選手はRAPの1シーズン換算が1,538ptで依然として危険水域の1,400ptを超えている。
・また、栗林選手も警戒水域の1,200ptを超えてきた。

いかがでしたか。

今回は広島東洋カープの2024年7週目終了時点での中継ぎ酷使度チェックを行ったので紹介しました。

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