【広島】2024年7週目(5/12)までの中継ぎ酷使度(RAP)チェック 島内選手は危険水域

今回は、広島東洋カープの5月12日時点での中継ぎ投手の酷使度チェックを行った結果を紹介したいと思います。

なお、今回は酷使度にフォーカスしたため防御率などの結果の指標は求めていないのでご了承ください。

PAPについてはこちらの記事で解説しています。

この記事でわかること
  • 2024年7週目(5/12)までの中継ぎ投手の酷使度状況
  • 各先投手の球数やイニング数
目次

第7週目 週間登板状況

週間登板状況

先発と中継ぎ登板比率

選手別登板割合

今週、一軍登録選手でリリーフで登板がなかったのでは黒原選手のみとなっています。

登板状況

7週目32試合消化時点での登板数は、

1位 島内選手 (18登板)
2位 栗林選手 (16登板)
3位 塹江選手 (13登板)
4位 益田選手 (10登板) *5月1日に末梢
  矢崎選手 (10登板)
5位 中崎選手 (9登板)
  森浦選手 (9登板)

となっており、接戦が多いカープにとってセットアッパーの島内選手、抑えの栗林選手が試合数の半数以上投げており登板過多気味です

次いで、塹江選手、矢崎選手が3試合に1回くらいのペースで登板しています。

投球回数

投球回数で見ると

1位 島内選手 (17回)
2位 栗林選手 (15回)
3位 塹江選手 (12回)
4位 中崎選手 (10回 2/3)
5位 黒原選手 (10回 1/3)

投球イニング数で見てみると、上位3人は登板数と変わらず、4位中崎選手、5位黒原選手と言う結果となりました。

黒原選手が今手登板がなかった分、中崎選手が上回り4位と5位が入れ替わりました。

投球数

投球数を見てみると

1位 島内選手 (297球)
2位 栗林選手 (206球)
3位 塹江選手 (186球)
4位 矢崎選手 (160球)
5位 益田選手 (152球) *5月1日に末梢

となり、ほぼ登板数や投球イニングと相関していますが島内選手が1人投球数が抜けています

栗林選手と、投球イニング数、登板数は2ほどしか変わりませんが投球数は91球も差があります。

先週時点では1登板差で76球の球数差があったので1イニングあたりの差で言うと改善傾向です。

1イニングあたりの平均投球数

1イニングあたりの平均投球数は、2軍調整中の4選手を除いて見てみると

—–平均18球—–
島内選手  (17.47球)
森浦選手  (17.42球)
—–平均17球—–
ケムナ選手 (16.67球)
矢崎選手  (16.00球)
—–平均16球—–
塹江選手  (15.50球)
—–平均15球—–
黒原選手  (14.42球)
—–平均14球—–
栗林選手  (13.73球)
—–平均13球—–
中崎選手  (12.76球)

となり、島内選手が一番多く1イニング平均17.47球となっています。

しかし、島内選手は開幕当初より調子を上げてきており、1イニングあたりの平均級数は減少傾向にあります

今週だけで見ると、2回と 2/3で42球投げており1イニング換算すると15.75球となっています。

連投数

2連投

今週2連投したのは島内選手と栗林選手が1回ずつとなっています。

4回 島内選手
3回 塹江選手
2回 栗林選手
   益田選手
1回 中崎選手
   黒原選手
   森浦選手

3連投

現状3連投した選手はいません。

RAP

酷使度を表すRAPを見てみるとやはり島内選手が352ptと一人抜けています

次いで、239ptの栗林選手となっています。

8回、9回を任されている2選手に登板が集中している傾向にあります。
特に、今年のカープは得点力不足と言われており、接戦が多く勝ちパターンの登板が多くなっています。

RAP 1シーズン換算

1シーズン換算のRAPで見てみると、7週目終了時点で注意領域である1000pt付近またそれ以上の選手が3人います。

島内選手 (1,517pt)
ここまでの指標を見ても明らかに投げすぎている印象でしたが、やはり一人抜けており危険水域の1400ptを超えています。
調子が上がってきており、使いたいところではありますが登板過多が懸念されます。

栗林選手 (1,052pt)
栗林選手は、800 ~ 1000pt付近で推移しており、今週2連投したこともあり再び1000ptを越えました。
広島の絶対的守護神なので、勝ちゲームの際は投げる役目ですが現状のペースだと連投が頻発しない限り許容レベルと考えられます。

塹江選手 (950pt)
塹江選手は、800 ~ 1200ptほどで推移しています。ワンポイントやイニング途中からなど使いどころも多い選手だけに登板数もかさむと思いますが、注意 ~ 危険領域で推移していると考えるとやや不安です。

まとめ

・カープの中継ぎで7週目終了時点で1シーズン換算のRAPが注意の目安となる1000ptを超えているのは島内選手と栗林選手である
島内選手はRAPの1シーズン換算が1,517ptで危険水域の1,400ptを超えており投げすぎが懸念される。
・また、島内選手はここ最近調子が出てきたところもありここから出番が多くなる可能性も十分にあり得る

いかがでしたか。

今回は広島東洋カープの2024年7週目終了時点での中継ぎ酷使度チェックを行ったので紹介しました。

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