【広島】2024年14週目(6/30)までの中継ぎ酷使度(RAP)チェック 栗林は投げすぎか 

今回は、広島東洋カープの6月30日時点での中継ぎ投手の酷使度チェックを行った結果を紹介したいと思います。

なお、今回は酷使度にフォーカスしたため防御率などの結果の指標は求めていないのでご了承ください。

PAPについてはこちらの記事で解説しています。

この記事でわかること
  • 2024年14週目(6/30)までの中継ぎ投手の酷使度状況
  • 各先投手の球数やイニング数
目次

第14週目 週間登板状況

週間登板状況

今週は黒原選手がRAP 45ptの一番多く、全選手50pt以下でした。

先発と中継ぎ登板比率

今週は、守備機会が53回と1/3ありました。

そのうち、先発投手が38回と2/3、中継ぎ投手が14回と2/3投げており、先発投手が多くのイニングを投げ比較的ブルペンに負担の少ない一週間でした。

選手別登板割合

今週、一軍登録選手でリリーフで登板がなかった選手は遠藤選手のみでした。

栗林選手、島内選手の割合が減り、そのほかの選手が満遍なく投げられています。

栗林選手、島内選手に負担をかけずに4勝2敗と勝ち越せたのは大きいでしょう。

選手の入れ替え

【登録】
コルニエル選手 (ハーン選手と入れ替え)

【抹消】
ハーン選手   (感染特例)

登板状況

14週目70試合消化時点での登板数は、

1位 島内選手 (34登板)
2位 栗林選手 (32登板)
3位 塹江選手 (28登板)
4位 森浦選手 (23登板)
5位 矢崎選手 (22登板)
6位 黒原選手 (20登板)

現在、70試合を消化しているカープですが、初めて島内選手が半数を下回りました

グラフを見ると、栗林選手、島内選手、塹江選手、森浦選手、矢崎選手、黒原選手の6選手が開幕から一定数投げ続けています。

これから後半戦、疲れも出てくるところなので、これらの選手に代わる選手が出てくることに期待です。

その筆頭候補はハーン選手となるでしょう。

投球回数

投球回数で見ると

1位 島内選手 (32回 1/3)
2位 栗林選手 (30回)
3位 塹江選手 (22回 2/3)
4位 黒原選手 (21回 2/3)
5位 矢崎選手 (20回 1/3)
   森浦選手 (20回 1/3)

投球イニング数で見てみると、ほぼ登板数と変わらない順位となっています。

投球数

投球数を見てみると

1位 島内選手 (536球)
2位 栗林選手 (465球)
3位 塹江選手 (379球)
4位 黒原選手 (347球)
5位 森浦選手 (343球)
6位 矢崎選手 (319球)

となり、投球イニングと相関していますが島内選手と栗林選手が抜けています

また、カープは70試合消化しているので、シーズンの半分ほどの試合を終了している計算になります。

現在500球を超えている選手は、このままのペースでいくと単純計算で1000球を超えてくるため連投がなくともRAP1000ptを超える計算になります。

現在500球を超えているのは島内選手のみとなります。

ついで栗林選手が465球となっています。

1イニングあたりの平均投球数

1イニングあたりの平均投球数は、今2軍調整中の4選手と先週抹消された中崎選手の計5選手を除いて見てみると

コルニエル選手 (19.60球)
—–平均19球—–
—–平均18球—–
遠藤選手  (17.00球)
—–平均17球—–
河野選手  (16.90球)
森浦選手  (16.87球)
塹江選手  (16.73球)
島内選手  (16.58球)
黒原選手  (16.02球)
—–平均16球—–
矢崎選手  (15.69球)
栗林選手  (15.50球)
—–平均15球—–

となり、コルニエル選手が一番多く1イニング平均19.60球となっています。

一時右肩上がりで上がっていた塹江選手も落ち着き改善傾向に転じています。

登板数の少ない遠藤選手を抜くとコルニエル選手以外17球以下と非常に優秀です。

連投数

2連投

※3連投した場合、3連投途中の2連投の回数はカウントしていませんが、球数がRAPの計算上カウントしています。

今週2連投したのは栗林選手、塹江選手、黒原選手、森浦の4選手がそれぞれ1回ずつとなっています。

2連投の登板数は島内選手が抜けていますが、投球数は栗林選手がわずかに上回っています

7回 島内選手
5回 栗林選手
塹江選手
4回 森浦選手
2回 益田選手
   矢崎選手
黒原選手
1回 中崎選手
   ハーン選手

3連投

今週3連投した投手はいませんでした。

RAP

酷使度を表すRAPを見てみると島内選手栗林選手600pt越えとなっています。

8回、9回を任されている2選手に登板が集中している傾向にあります。
特に、今年のカープは得点力不足と言われており、接戦が多く勝ちパターンの登板が多くなっています。

また、シーズンの半数を終えたカープにとって同じペースでいけば現状500ptを超えている選手はシーズンRAP1000pt越えの計算になります。

これに当てはまるのも上記の2選手のみになります。

400pt越えの選手が塹江選手、黒原選手、森浦選手の3選手となっています。

RAP 1シーズン換算

1シーズン換算のRAPで見てみると、7週目終了時点で注意領域である1000ptを超えた選手が選手が2人います。

島内選手 (1,328pt)
今シーズンは常に1500p付近で推移していましたが、7週目から減少傾向となっています。
減少傾向ですが依然危険水域です。
最近、疲れが見え始めているのでこれを機に少し休ませてもいいかもしれません。

栗林選手 (1,254pt)
栗林選手は、1300ptほどで推移しています。
もう少し下がってくれると安心ですが、守護神と言うポジション上、登板回避できない場合も多いので難しいところもあるでしょう。

全体的に緩やかに右肩下がりの傾向があります。
先発が長いイニングを投げる試合も多くなりブルペンの負担が減っていると言えます。

まとめ

・カープの中継ぎで14週目終了時点で1シーズン換算のRAPが注意の目安となる1000ptを超えているのは島内選手、栗林選手の2選手である。
・ここ1,2週は先発投手が多く投げており比較的ブルペンの負担が減っています。

いかがでしたか。

今回は広島東洋カープの2024年14週目終了時点での中継ぎ酷使度チェックを行ったので紹介しました。

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