【広島】2024年10週目(6/2)までの中継ぎ酷使度(RAP)チェック 島内は投げすぎか 

今回は、広島東洋カープの6月2日時点での中継ぎ投手の酷使度チェックを行った結果を紹介したいと思います。

なお、今回は酷使度にフォーカスしたため防御率などの結果の指標は求めていないのでご了承ください。

PAPについてはこちらの記事で解説しています。

この記事でわかること
  • 2024年10週目(6/2)までの中継ぎ投手の酷使度状況
  • 各先投手の球数やイニング数
目次

第9週目 週間登板状況

週間登板状況

※塹江選手は矢崎選手の次に登板もアウトを取れずに降板。

今週は森浦選手がRAP 71ptの一番多く、そのほかの選手50pt以下でした。

先発と中継ぎ登板比率

今週は延長などもあり、守備機会が52イニングと2/3ありました。

そのうち、先発投手が37と2/3回、中継ぎ投手が15回投げており、先発投手が多くのイニングを投げ比較的ブルペンに負担の少ない一週間でした。

選手別登板割合

今週、一軍登録選手でリリーフで登板がなかったのは、5月29日水曜日に抹消された中崎選手のみです。

比較的まんべんなく投げている1週間となりました。

選手の入れ替え

【登録】
なし

【抹消】
中崎選手  5月29日

登板状況

9週目43試合消化時点での登板数は、

1位 島内選手 (27登板)
2位 栗林選手 (24登板)
3位 塹江選手 (21登板)
4位 矢崎選手 (18登板)
 森浦選手 (18登板)

現在、49試合を消化しているカープですが、島内選手が試合数の半数を超えています

栗林選手もほぼ半数です。

次いで、塹江選手、矢崎選手,、森浦選手が2 ~ 3試合に1回くらいのペースで登板しています。

投球回数

投球回数で見ると

1位 島内選手 (25回 2/3)
2位 栗林選手 (22回 1/3)
3位 塹江選手 (18回)
4位 矢崎選手 (16回 2/3)
5位 森浦選手 (16回 1/3)

投球イニング数で見てみると、ほぼ登板数と変わらない順位となっています。

投球数

投球数を見てみると

1位 島内選手 (416球)
2位 栗林選手 (335球)
3位 塹江選手 (313球)
4位 森浦選手 (271球)
5位 矢崎選手 (256球)

となり、投球イニングと相関していますが島内選手が1人投球数が抜けています

また、カープは49試合消化しているので、シーズンの1/3ほどの試合を終了している計算になります。

現在333球を超えている選手は、このままのペースでいくと単純計算で1000球を超えてくるため連投がなくともRAP1000ptを超える計算になります。

現在333球を超えているのは栗林選手島内選手の2選手となります。

ついで塹江選手が313球となっています。

1イニングあたりの平均投球数

1イニングあたりの平均投球数は、今2軍調整中の4選手と先週抹消された中崎選手の計5選手を除いて見てみると

塹江選手  (17.39球)
—–平均17球—–
森浦選手  (16.60球)
島内選手  (16.42球)
河野選手  (16.33球)
ハーン選手 (16.00球)
—–平均16球—–
黒原選手  (15.71球)
矢崎選手  (15.37球)
栗林選手  (15.00球)
—–平均15球—–

となり、塹江選手が一番多く1イニング平均17.39球となっています。

ここまでイニングの平均球数が改善傾向だった島内選手も16.24→16.42球/回と微増となりました。

また、塹江選手が1人右肩上がりで平均球数が増えているのが気になります

第5週から見ると、13.56→14.27→15.50→15.57→16.63→17.39球/回とほぼ毎週のように平均1球ずつ増えています

球数がかさむと登板数以上に疲労がたまるので注意が必要でしょう。

連投数

2連投

※3連投した場合、3連投途中の2連投の回数はカウントしていませんが、球数がRAPの計算上カウントしています。

今週2連投したのは森浦選手の1回のみです。

6回 島内選手
3回 塹江選手
   栗林選手
   森浦選手
2回 益田選手
   矢崎選手
1回 中崎選手
   黒原選手

3連投

今週3連投した投手はいませんでした。

RAP

酷使度を表すRAPを見てみると島内選手栗林選手400pt越えとなっています。

8回、9回を任されている2選手に登板が集中している傾向にあります。
特に、今年のカープは得点力不足と言われており、接戦が多く勝ちパターンの登板が多くなっています。

また、森浦選手塹江選手が直近3 ~ 4週は上記2人と同程度の上昇幅であることが気になります

RAP 1シーズン換算

1シーズン換算のRAPで見てみると、7週目終了時点で注意領域である1000ptを超えた選手が選手が4人います。

島内選手 (1,448pt)
今シーズンは常に1500p付近で推移しており、フル回転で働いている印象です。
ここ数週間改善傾向ではありますが依然として危険水域の1400ptは超えています。。

栗林選手 (1,328pt)
栗林選手は、先週まで上昇傾向でしたが今週は登板も少なく改善傾向に転じています

塹江選手 (1,118pt)
塹江選手も1000 ~ 1200の間で注意が必要な選手です。
特に、イニングの平均球数が増えてきているので今まで以上にRAPが増えやすい傾向にあります。

森浦選手 (1,048pt)
森浦選手は、今回初の1000pt越えとなりました。
推移のグラフを見ると右肩上がりで上昇しており、非常に危険です

まとめ

・カープの中継ぎで10週目終了時点で1シーズン換算のRAPが注意の目安となる1000ptを超えているのは島内選手、栗林選手、塹江選手、森浦選手の4選手である。
森浦選手は初の1000pt越えであり、ここまで1シーズン換算のRAPは右肩上がりで上昇している
島内選手はRAPの1シーズン換算が危険水域の1,400ptを超えている。

いかがでしたか。

今回は広島東洋カープの2024年10週目終了時点での中継ぎ酷使度チェックを行ったので紹介しました。

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