【広島】2024年9週目(5/26)までの先発酷使度(PAP)チェック 床田は投げすぎか?

今回は、2024年9週目(5月26日)終了時点での広島東洋カープの先発の酷使度チェックを行った結果を紹介したいと思います。

なお、今回は酷使度にフォーカスしたため防御率などの結果の指標は求めていないのでご了承ください。

PAPについてはこちらの記事で解説しています。

この記事でわかること
  • 2024年9週目(5/26)までの先発の酷使度状況
  • 各先発陣の球数やイニング数
目次

登板状況

今週は6試合行われ、2試合延長戦となりました。

今週のデータまとめ

先発6投手が登板し、3投手が7回以上、1投手が6回、1投手が5回、1投手が3回投げました。

6試合で延長などもあり守備イニングは58回ありました。

そのうち先発投手が投げたのが35回と2/3となり全体の61.53%となります。
平均すると、試合の2/3弱を先発陣で投げている計算になります。

全体的には先発陣が試合を作っています。

土曜に昇格し、今季初先発となった玉村選手は3回で降板と結果を残せませんでした。
次回登板に期待です。

今週最も球数を投げたのが、床田投手で117球です。

110球を超えたのが、床田選手、森下選手、大瀬良選手、アドゥワ選手と4選手います。

PAP

PAPについては床田選手が1人抜けており、今週も117球を投げPAPも上昇しました

また、大瀬良選手、森下選手、アドゥワ選手も今週は110球を超えており、それぞれPAPが上昇しています。

PAP 23試合換算

1シーズン143試合を単純にローテーションの6で割ると23.8333となり、1年間ローテーションを守ると23 ~ 24先発あると仮定し、現在のPAPを23試合換算した値になります。

床田選手は、1シーズン換算でも僅かに上昇していますが、故障のリスク領域である10万ptは下回り、約97万とギリギリのところで推移しています。

そのほかの選手は、微増している選手もいますが全く問題のないレベルでの推移となっています。

先発数

今週は九里選手が休養だったため、登板数が九里選手に床田選手が並びました

この2人に次いで、アドゥワ選手と大瀬良選手が7試合と多く先発しています

その次が、6試合で森下選手となっています。

上記5人が毎回試合を作れているのは非常に大きいと思われます。

イニング数

イニング数の順位は下記のようになります。

1位 床田選手   (8先発) 56回と2/3
2位 九里選手   (8先発) 52回
3位 大瀬良選手  (7先発) 42回と2/3
4位 森下選手   (6先発) 39回と1/3
5位 アドゥワ選手 (7先発) 37回と2/3

登板数で九里選手に追いついた床田選手がイニング数では九里選手を抜きました。

1先発あたりの平均イニング

1先発あたりの平均イニングを見てみると、床田選手が平均7回以上をキープしており非常に優秀です

8週時点で平均6回以上だったのが、森下選手の6.56回九里選手の6.50回大瀬良選手の6.09回となります。

平均5回以上だったのが、アドゥワ選手の5.38回となります。

大瀬良選手が、平均イニング数を上げてきて6回に乗せてきました
これで、先発の4本柱が全員6回以上となり非常に見栄えがよくなりました

球数

今シーズン投じた総球数を見てみると、

1位 床田選手   (8先発) 891球
2位 九里選手   (8先発) 763球
3位 大瀬良選手  (7先発) 689球
4位 森下選手   (6先発) 574球
5位 アドゥワ選手 (7先発) 547球

今週は九里選手が投げませんでしたが、順位に変動はありませんでした。

1先発あたりの平均球数

1試合当たりの平均球数を見ると床田選手が4週目以外、常に110を超えています

また、平均5回以上を投げ60球代をキープしていたアドゥワ選手ですが、徐々に上昇傾向です。

あくまで毎回同じ球数だった場合のPAPの目安の表ですが、117球を超えると23試合換算で10万を超える計算になります

ただ、実際は球数も変動するので一試合でPAPがかなり高くなることもあるので一概には言えません。

1イニングあたりの平均球数

元々1イニングあたり12球ほどで推移していたアドゥワ選手が先週から徐々に増加し、今週で14.52球となっています。

それでも、先発数上位5人の中では群を抜いて少ないです。

玉村選手   23.33球

—19球—
ハッチ選手  18.61球
—18球—
—17球—
大瀬良選手  16.15球
—16球—
床田選手   15.75球
—15球—
九里選手   14.67球
森下選手   14.59球
アドゥワ選手 14.52球
—14球—

【7回までの投球数】
平均12球 →84球
平均14球 →98球
平均16球 →112球

【1out当たりの投球数】
平均12球 →4.0球
平均14球 →4.7球
平均16球 →5.3球

【100球までに投げられる投球回】
平均12球 →8回 1/3 (25.00out)
平均14球 →7回 (21.27out)
平均16球 →6回 2/3 (18.86out)

一見微々たる差に見えますがイニング当りの平均球数が変わるとここまでの差が出ます。

9週目終了時点での各指標まとめ

まとめ

・2024年9週目終了時点でカープのチーム内でPAPが一番高いのは床田選手で33,615で1人抜けている。
1シーズン換算すると9.7万程度であり、故障リスク水域である10万を僅かに下回っている。
床田選手に偏るのは投手の能力としての側面意外に週頭に登板することが多く、中継ぎの負担軽減のためにも自然とイニングが多くなっている側面があると思われる。また、1イニングにかかる球数も約16球と平均からやや多めでる。
・アドゥワ選手はイニング平均約12球と非常に少ない球数で推移していたが、先週から徐々に上昇し、14.52球となっている。

今回は2024年9週目終了時点のカープ先発陣の疲労度チェックを行い紹介しました。

今後も定期的に行っていきます。

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