【広島】2024年10週目(6/2)までの先発酷使度(PAP)チェック カープで酷使されているのは誰か

今回は、2024年10週目(6月2日)終了時点での広島東洋カープの先発の酷使度チェックを行った結果を紹介したいと思います。

なお、今回は酷使度にフォーカスしたため防御率などの結果の指標は求めていないのでご了承ください。

PAPについてはこちらの記事で解説しています。

この記事でわかること
  • 2024年10週目(6/2)までの先発の酷使度状況
  • 各先発陣の球数やイニング数
目次

登板状況

今週は6試合行われ、1試合延長戦となりました。

今週のデータまとめ

先発6投手が登板し、3投手が7回以上、2投手が6回、1投手が4回 2/3を投げました。

6試合で延長などもあり守備イニングは52回 2/3ありました。

そのうち先発投手が投げたのが37回と2/3となり全体の71.52%となります。
平均すると、試合の2/3強を先発陣で投げている計算になります。

全体的には先発陣が試合を作っています。

アドゥワ選手のみ5回投げ切れませんでした。

今週最も球数を投げたのが、玉村投手で110球です。

110球を超えたのが、玉村選手のみとなっています。

PAP

PAPについては床田選手が1人抜けていますが、今週はPAPの上昇はありませんでした

また、大瀬良選手、森下選手、玉村選手が100球を超えており、それぞれPAPが上昇しています。

PAP 23試合換算

1シーズン143試合を単純にローテーションの6で割ると23.8333となり、1年間ローテーションを守ると23 ~ 24先発あると仮定し、現在のPAPを23試合換算した値になります。

床田選手は、1シーズン換算では減少傾向であり、故障のリスク領域である10万ptは下回り、約86万となっています。

そのほかの選手は、微増している選手もいますが全く問題のないレベルでの推移となっています。

先発数

登板数最多が、九里選手と床田選手の9試合。

この2人に次いで、アドゥワ選手と大瀬良選手が8試合と多く先発しています

その次が、7試合で森下選手となっています。

上記5人が毎回試合を作れているのは非常に大きいと思われます。

イニング数

イニング数の順位は下記のようになります。

1位 床田選手   (9先発) 63回と2/3
2位 九里選手   (9先発) 58回
3位 大瀬良選手  (8先発) 49回と2/3
4位 森下選手   (7先発) 46回と1/3
5位 アドゥワ選手 (8先発) 42回と1/3

1先発あたりの平均イニング

1先発あたりの平均イニングを見てみると、床田選手が平均7回以上をキープしており非常に優秀です

10週時点で平均6回以上だったのが、森下選手の6.62回九里選手の6.44回大瀬良選手の6.21回となります。

平均5回以上だったのが、アドゥワ選手の5.29回となります。


これで、先発の4本柱が全員平均6回以上投げ試合を作っているのは非常に大きいでしょう。

球数

今シーズン投じた総球数を見てみると、

1位 床田選手   (9先発) 990球
2位 九里選手   (9先発) 860球
3位 大瀬良選手  (8先発) 796球
4位 森下選手   (7先発) 682球
5位 アドゥワ選手 (8先発) 626球

投球イニングと同様の順位となっています。

1先発あたりの平均球数

1試合当たりの平均球数を見ると床田選手が4週目以外、常に110を超えています

また、平均5回以上を投げ60球代をキープしていたアドゥワ選手ですが、徐々に上昇傾向です。

また、玉村選手はまだ登板が少なくグラフが大きくぶれています。

あくまで毎回同じ球数だった場合のPAPの目安の表ですが、117球を超えると23試合換算で10万を超える計算になります

ただ、実際は球数も変動するので一試合でPAPがかなり高くなることもあるので一概には言えません。

1イニングあたりの平均球数

元々1イニングあたり12球ほどで推移していたアドゥワ選手が先週から徐々に増加し、今週で14.79球となっています。

それでも、先発数上位5人の中では群を抜いて少ないです。

玉村選手   20.00球

—19球—
ハッチ選手  18.61球
—18球—
—17球—
大瀬良選手  16.03球
—16球—
床田選手   15.55球
—15球—
九里選手   14.83球
アドゥワ選手 14.79球
森下選手   14.72球
—14球—

アドゥワ選手を抜いて、森下選手がイニングの平均球数が一番少なくなりました

【7回までの投球数】
平均12球 →84球
平均14球 →98球
平均16球 →112球

【1out当たりの投球数】
平均12球 →4.0球
平均14球 →4.7球
平均16球 →5.3球

【100球までに投げられる投球回】
平均12球 →8回 1/3 (25.00out)
平均14球 →7回 (21.27out)
平均16球 →6回 2/3 (18.86out)

一見微々たる差に見えますがイニング当りの平均球数が変わるとここまでの差が出ます。

9週目終了時点での各指標まとめ

まとめ

・2024年10週目終了時点でカープのチーム内でPAPが一番高いのは床田選手で33,615で1人抜けている。
1シーズン換算すると8.6万程度であり、故障リスク水域である10万を僅かに下回っている。
・依然として多く投げている印象ではあるが、改善傾向ではある。
床田選手に偏るのは投手の能力としての側面意外に週頭に登板することが多く、中継ぎの負担軽減のためにも自然とイニングが多くなっている側面があると思われる。
・アドゥワ選手はイニング平均約12球と非常に少ない球数で推移していたが、先週から徐々に上昇し、14.79球となり、森下選手の14.72球を超えた。

今回は2024年10週目終了時点のカープ先発陣の疲労度チェックを行い紹介しました。

今後も定期的に行っていきます

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