【広島】2024年6週目(5/5)までの先発酷使度(PAP)チェック 床田選手は投げすぎなのか?

2024年シーズンが始まり一カ月が過ぎました。

そこで今回は、広島東洋カープの先発の酷使度チェックを行った結果を紹介したいと思います。

なお、今回は酷使度にフォーカスしたため防御率などの結果の指標は求めていないのでご了承ください。

PAPについてはこちらの記事で解説しています。

この記事でわかること
  • 2024年6週目(5/5)までの先発の酷使度状況
  • 各先発陣の球数やイニング数
目次

登板状況

PAP

PAPについては床田選手が1人抜けています。

しかも、1試合投げすぎとかではなく、右肩上がりで上昇しています。

床田選手は、ルーキーイヤーに肘の手術歴もあるので少し心配なところもあります。

PAP 23試合換算

1シーズン143試合を単純にローテーションの6で割ると23.8333となり、1年間ローテーションを守ると23 ~ 24先発あると仮定し、現在のPAPを23試合換算した値になります。

床田選手は、故障リスクの危険水域10万に2週目に近づきましたが、その後は徐々に下げ6 ~ 7万程度で収まっています。

こうやってみると、今の投球ペースでも問題なさそうです。

先発数

3、4月は元々の日程や雨天中止で6試合の週が3週目の1週間しかありませんでした。

そのため、固定してローテーションを回すことができませんでしたが、九里選手床田選手、またコンディション不良で出遅れた森下選手を含め3投手は初登板から毎週登板しています。

登板数でいうと、九里選手が一番多く6試合、次が5試合の床田選手、続い4試合の森下選手、大瀬良選手、アドゥワ選手となります。

イニング数

イニング数は一番登板が多い九里選手が40回と2/3でトップ。続いて床田選手が35回アドゥワ選手が20回と2/3となります。

1先発あたりの平均イニング

1先発あたりの平均イニングを見てみると、床田選手が平均7回以上をキープしており非常に優秀です

6週時点で平均6回以上だったのが、九里選手の6.78回、森下選手の6.58回となります。

平均5回以上だったのが、大瀬良選手の5.58回、アドゥワ選手の5.17回となります。

ハッチ投手も平均的に5まで投げていますが一度打ち込まれ2回で降板してしまったため平均すると低めの数値となっています。

球数

今シーズン投じた総球数を見てみると、1位九里選手(580球)、2位床田選手(553球)、3位森下選手(374球)、4位大瀬良選手(363球)、5位アドゥワ選手(250球)となります。

先発試合順位通りの順位ですが、
①1試合登板数が違う九里選手と床田選手の球数が27球しか違わない点
②同じ4試合登板の森下選手、大瀬良選手、アドゥワ選手を見るとアドゥワ選手の球数が圧倒的に少ない

この2点については興味深いですね。

1先発あたりの平均球数

1試合当たりの平均球数を見ると床田選手が常に100を超えています。

逆に平均5回以上を投げているにもかかわらずアドゥワ選手は63球と驚異的な少なさです。

1イニングあたりの平均球数

1イニング当りの平均球数を見ると、床田選手と大瀬良選手が約16球、九里選手と森下選手が約14球、アドゥワ選手が約12球となります。

【7回までの投球数】
平均12球 →84球
平均14球 →98球
平均16球 →112球

【1out当たりの投球数】
平均12球 →4.0球
平均14球 →4.7球
平均16球 →5.3球

【100球までに投げられる投球回】
平均12球 →8回 1/3 (25.00out)
平均14球 →7回 (21.27out)
平均16球 →6回 2/3 (18.86out)

一見微々たる差に見えますがイニング当りの平均球数が変わるとここまでの差が出ます。

各指標まとめ

まとめ

・2024年6週目終了時点でカープのチーム内でPAPが一番高いのは床田選手で13,113で1人抜けている
1シーズン換算すると6万程度であり、故障リスクの水域までは達していない
床田選手に偏るのは投手としての側面意外に週頭に登板することが多く、中継ぎの負担軽減のためにも自然とイニングが多くなっている側面があると思われる
・アドゥワ選手はイニング平均約12球と非常に球数が少なく、省エネで投球できている

今回は2024年6週目終了時点のカープ先発陣の疲労度チェックを行い紹介しました。

今後も定期的に行っていきます。

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